キッチンが竣工当時の物を使っていてボロボロ・・・」なのであれば、補強したのちその古さを活かし、経年変化を楽しめる仕上がりをしてはいかがでしょうか? キッチンが果たさなくてはならない要件は、水が出る・漏水しない・調理ができることです。最低限、その要件を満たす補修をしてあげるという考え方です。
例えば、ユニットバスを竣工以降入替えされたことがないとすれば、漏水がないよう水栓や配管の補修を行った上で、浴室壁に絵を描いてしまうのはどうでしょうか?新築では考えられないようなアイデアも、老朽化してきている物件だからこそできるご提案です。
1R・1Kのリノベーション相場は、150~300万円程度かかると言われています。そしてどれもリノベーション後2度目の入居者が入るときには、それなりの原状回復費がかかる、もしくはリノベーション時に費用をかけてしまったから、表面だけ安価に済ませて物件価値が下がるかの2択の可能性が高いです。
・最低限の原状回復工事で済ませ、賃料は下げ、居住者の使用状況は酷くなる
→益々物件の寿命は短くなることでしょう。
・高額に費用をかけてリノベーションし、家賃を上げる
→工費の回収が長くなり、物件本体の老朽化は変わりません。
物件の残り寿命を計算し、「アートリフォーム」を活用していただき、残りの物件寿命を一緒に黒字にしていきませんか?